Prologue

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♪~♪~ 4時限目終了のチャイムが校舎に鳴り響く 「特にすることもないなぁ…」 そんなことを呟き、ふと後ろを振り向く 「…なにかある分けもない、か…。」 由紀乃は平静過ぎる日常に、ふとした混沌を求めることがたびたびあった それは自分自身が日常に満足していないからだということは、彼女自身も気づいてはいた が、だからこそ、自発的に沸き起こり、周りを狂わせるような混沌を求めてしまう それを簡潔に表した言葉が、彼女の口癖になった 、
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