Prologue

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「由紀乃~?いる~?」 そう言いながら屋上に上がって来たのは、由紀乃の一番の友達、原絢香(はらあやか)だ 手には二人分の弁当を持っていた 「絢香…」 由紀乃が振り向いて小さく名前を呟くと、絢香は嬉しそうに笑いながら由紀乃に駈けよった 「由紀乃ー!やっぱりここだった」 「絢香、どうしたの?」 すると絢香は手に持っていた弁当を差し出して言った 「一緒にお弁当食べようと思って。由紀乃が降りて来るの待つより、上のがいいかなって。これ由紀乃の」 「絢香ありがと!さすがだね~気がきくぅ」 不意の親友と弁当の登場に嬉しくなり、由紀乃は絢香に抱き付いた 、
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