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これ以上
部屋に居ても会話が続かないため、部屋を出た。
その時、ちょうどクランと出会った。
ク「あ、そうそう。部屋ですけど、案内します。」
そう言いスタスタと歩いていく。
ヒ「あっ待って!!」
急いで後を追うと、一つのドアの前でクランは立ち止まっていた。
ク「ここです。」
─ガチャッ
中へ入ると、ベッドとクローゼット、テーブルというシンプルな部屋だった。
ほどよい広さで
暮らしやすそうだ。
ヒ「なかなかいい部屋ね。…って居ない…。」
後ろへ振り向いた時には
もう誰も居なかった。
する事もなく、部屋をゴロゴロする。
ヒ「する事ない…。」
そういえばこのお屋敷…
何年も掃除してない感じだったなあ…
蜘蛛の巣もいっぱいあったし…
ん…??
ちょっと待って!
する事あるじゃない!!
掃除よ掃除!!
心の中で盛大な独り言を呟いていると、姫は突然立ち上がった。
ヒ「そうと決まれば、お掃除開始!!」
そう叫ぶや否や
姫は部屋を飛び出した。
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