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ヒ「うわぁ…!!」
中を見て驚かずにはいられなかった。
これまた天井に届くんじゃないかと思うくらいの高い本棚に、ぎっしり詰められた本、本、本…。
ギ「すごいでしょう??ここの図書の部屋は、街にあるものよりも大きいと言われていますから。」
ヒ「そうなんだ…」
姫は早速、本棚の本に目を通した。
どれも見たこともない本ばかりで、何を読めばいいか迷ってしまう。
ヒ「う-ん…どれも面白そうだなぁ…うん…??」
姫の目に、一冊の本が目に止まった。
他の本に比べ、埃をかぶりずいぶん古びている。
手に取ると、火で焼けたのか半分以上が焦げている。
埃を拭うと、『ヴァンパイア所説』と書いてあった。
ヒ「ヴァン…パイア…??」
姫は恐る恐る本を開く。
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