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それから姫はカインの所へ行く準備をした。
カインの屋敷は植物など一切生えていないため、お土産の代わりに花の種を持って行くことにした。
もちろん、ギルドにすすめられて。
ギ「この花は月花草と言って、この国でも珍しい花ですよ。」
ヒ「げっかそう…??その花はカインの所でも育つの…??」
ギ「月花草は生命力が強いので大丈夫です。それに月の光で育つのでカイン様の所にはぴったりかと思います。」
ヒ「そう、月の光で育つなんて不思議ね。」
ギ「はい。月花草は花が咲くと、月の光でキラキラ光るのでとても幻想的ですよ。」
ヒ「へぇ…育てるのが楽しみ!!」
姫はそう言って種を大事そうにしまった。
ギ「では、カイン様のお屋敷まで私が案内致します。カイン様の所には連絡してありますので。」
ヒ「ありがとう、ギルド。」
ギ「いえ…。」
そう言い、ギルドは姫を馬車へ乗せカインの屋敷へと向かった。
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