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2011年。東京。高級ホテルのスイートルーム。そこに一人の男がいた。彼の名前は、綾部祐二。IT企業に勤めている優秀な男だ。夜景を見ながら、もの思いにふけていると、後ろから、一人の男が綾部に近づいてきて、綾部を後ろから抱き締め、綾部は、その男に「吉村さん。」と彼の名前は、吉村崇。綾部と同じ会社に勤め、綾部の上司でもある男。二人は、付き合っている恋人同士だ。吉村は「祐二。吉村さんって止めてくれよ。崇って呼んでくれ。」と綾部は「でも・・・。」と次の言葉を言おうとしたその時、吉村は綾部にキスをし、次に「なぁ。祐二。」と綾部は頷き、二人は再びキスをし、一線を越えた。しかし、この時、吉村は知らなかった。綾部には、吉村への愛はなく近づいている事を。
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