序曲

5/24
前へ
/72ページ
次へ
数日後。綾部は、とある墓地にいた。そこは、15年前に亡くなった又吉の両親のお墓で、墓に手を合わせ、綾部は「おじさん。おばさん。お元気ですか?天国で、仲良くやってますか?俺は、なんとか生きています。直樹も元気なはずです・・・。」と次に「実は俺、おじさんとおばさんを殺した犯人。目星はついてるんです。絶対、仇をとりますから。直樹の代わりに。あいつを、悪人にしたくないんです。悪人は、俺で十分だから・・・。」と涙を浮かべ、しばらくして涙を拭い「また、来ますね。」とその場を立ち去ろうとしたその時、綾部の前に、一人の男が現れた。その男は、又吉だった。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加