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空の高みを吹く風に乗り、鳥が弧を描いて滑空する。 その空の向こうに、雨雲を見かけて、今日は早めに宿にはいろうと思う。 街道のわかれ道で、背後の人物が指差すほうを振り向いた。 小さく吐息をこぼしながら、彼はそちらに足を踏みだす。 そんな様子を気にすることもなく、鳥は空を飛んでいった。 これから、ますます暖かくなる季節の頃――。 ※※※※※※※※※※※※※※※ 終了のご挨拶を申し上げます。 本編ではありませんので、蛇足がお嫌いな方は、このままお引き返しください。 お付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。
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