お姉さん

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  「お姉ちゃんも家族と来たの?」 「違うよ。お姉ちゃんはね、恋人と来たの」 「こいびと?」 「そう。お姉ちゃんの旦那さんになる人よ」 「それって――」  少女が何かを紡ごうとした時、どこからか自分を呼ぶ声が聞こえ、辺りを見回す。  
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