プロローグ

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なぜこんなことになってしまったのだ… 「あぁ、暖かい… 肌を通して温もりを感じるのは何百年ぶりじゃろうか…… のぅ? わらわの温もり…伝わっておるかえ?」 俺の胸に頬擦りをしながら抱き付く この美しい少女… しかし、その少女には人ならぬ獣の耳が… さらに九本もの尻尾がユラユラと揺れていたのだ… 白面金毛九尾の狐 玉藻前… 彼女はそう名乗った。  
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