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「はぁ…
元はといえば俺が悪かったんだよなぁ…」
何とか二人を振り払ってトイレへと駆け込んだが…
「ぬし様
まだ出てこぬのかや？」
「聖夜ぁ
まだぁ？」
あんな事を言うんじゃなかったと反省し後悔した…
一つわかった事がある。
玉藻は
俺の 好き という言葉に過剰反応するが…
同時に 嫌い という言葉にも過剰反応してしまうらしい…
それは、おそらく又三郎も同じだ…
「女の子を悲しませたダメだろう…」
今度から発言には気を付けないとな…
そう考えながらトイレのドアを開けた俺は
「二人ともゴメンな？
軽はずみにあんな事言って…」
「ぬし様…」
「聖夜ぁ…」
ドアの前に居る二人にそう言葉を掛けた。
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