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「そっちこそ何さ」
「いや、別にお使い終わったから少し散歩していいって師匠が…」
「そ、」
あーあ…今度は素っ気ない態度になっちゃった…ホントは私、鈴仙と仲直りしたいのに…
「ところでてゐ、アンタ何持ってるのよ」
「え、これはさっき妹紅にもらった」
「妹紅?ああ、あの…
ってそれ中身何?」
「こんぺーとうだけど?」
「へぇーそれって姫様が好きなやつよね
ねぇ、一つ頂戴よ」
「うぇっ?」
思わず変な声が出た。
私的には鈴仙がそんな事いうとは思って無かったから
「何よその声、アハハハッ…」
「わ、笑わなくてもいいじゃない!!」
「ごめんごめん、でも…今さらだけど私ってこんな風にちゃんとてゐと話とかしたこと無かったね?
ごめんね?いつも構ってあげれなくて」
あれ…なんだろ…少し胸の奥がキュッとなった気がした。
でもそれは苦しいとかじゃなくて何だか身体全体がスゴく心地いい感じ…
「うん…大丈夫…鈴仙いつも忙しいの知ってるし…
何より鈴仙がこうやって話してくれるのが嬉し…い…っ!!」
だから口も少し緩くなってしまった。
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