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「てゐ…もしかして風邪でも引いてるの?」
「なんでそうなるのよ」
「だって、てゐがそんな嬉しい言葉掛けてくれることなんて無いし…」
コイツ私のこと何だと思ってるのよ…
「う、うるさいな!!私だってこんな恥ずかしい言葉いつも言うわけ無いじゃん!!」
話せて嬉しいなんて…いつも言えるわけないじゃんか…
「まぁそうだよね、てゐはいつも通りがいいよ」
「へ?」
「今日のアンタ何だか変だったからさ、本当は悪さとか企んだりしてなかったんだよね?
ごめんね?疑ったりして…」
ああ…やっぱり…
私は鈴仙が好きだ。
…ちゃんと分かってくれたんだ…。
「うりゅ…」
「えっちょっ…てゐどうしたの!?」
「何でもない!!何でもないったらぁ…」
私は安心したのか涙が溢れだした。
「あー…えーと…そ、そうだ!!ほら金平糖食べよ!!…ね?」
鈴仙は金平糖を出しにして慰めようとする。
私は子供かっ!
いくら体が小さくても鈴仙より年上なんだから!!
だから私は少しイタズラすることにした。
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