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以下省略―。
女子小学生相手に、理性をかなぐり捨て、本気のセクハラ行為に及んだことを少なからず後悔をしている。
セクハラは今日に限ったことではないが。
見えない誰かに主人公失格の烙印が押された気がした。
その烙印をスタンプカードのように押してもらえるとすれば、もう何十個も貯まっているのではないか。何か景品が貰えたりするな。
「失礼しました…。まさかあそこまでされるとは思ってもいませんでした。」
当たり前だろ。大きい方の妹にも負けてる身長なんだぞ。
「そんなに気になさっていたのですか?身長。」
今まで僕が起こした行動を全て許容してくれた(していない)八九寺も軽蔑の眼差しをしていた。
流石にやり過ぎたようだった。
「やり過ぎたのは悪かった。しかし、僕には言い分がある。人には誰しも触れてはいけないことがあるんだ。分かるだろ、八九寺。」
「『絶倫に触れた』というわけですね。」
「ぼくは、兎じゃねえよ!」
小学五年の女子がなんて単語知ってるんだよ。
思春期にしては早すぎるだろ。
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