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――後漢末期、今から約、1800年前のことである。漢の朝廷は、宦官や貴族らによって堕落しきっていた。
そのことを尻目に、大賢良師・張角と名乗る男が大規模な農民反乱をおこした。
いわゆる、黄巾の乱である。
反乱兵は、髪を黄色い巾で結っていたため、黄巾賊と呼ばれた。
黄巾賊は天下泰平の名のもと、虐殺、略奪を繰り返していた。
……都には皇帝をたぶらかす魑魅魍魎が住みつき、各地には、略奪、虐殺を繰り返す黄巾賊が暴れる…
民の疲弊は限界に達し、漢王朝の没落は誰の目にも明らかであった。
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