1章 幻想の郷

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  いい刀あるかなっと… 俺のいた世界だとこんなに刀があるのを見ることなんてないしな。ちょっと楽しかったりする。 ルーミア「これ美味し~い♪」パリパリ ルーミアがまだポテチを食べてるのはスルーする。さっきより空の袋が増えてるのも気のせいだと思う。 …ん?この隅の方にある刀はなんだ? 他とはちょっと違うような… 双輝「こーりん。この刀は?」 香霖「ああ、それ?それは前無縁塚で拾ったやつでなんだか特別な力があるみたいなんだけど僕の能力でもイマイチ詳しくわからないんだ。まあ普通に刀として使えるし問題ないと思うけどね」 ふ~ん… 刀を鞘から抜いてかざしてみる 雪のように真っ白な刀身でできており柄のとこに雪の模様があしらってある 更に手に持つと鉄のとは違う冷たい感じが刀から伝わってくる 双輝「決めた。なんとなくこれにする」 香霖「なんとなくって…まあそれなら安くしておくよ。僕の能力が使えないってことはもしかしたら妖刀かもしれないけどね」 双輝「普通そんなの売るか…?まあいいや」 香霖「あ、そういえばその刀のすぐ傍に落ちてて一緒に拾った太刀があるんだけど見てみるかい?同じく僕の能力でもわからないし引き取り手もいなさそうだしセットで売ってあげるけど?」 この刀と一緒に落ちてたのか…ちょっと興味があるな 双輝「見せてくれ」 香霖「ちょっと待ってて。奥から取ってくるから」 双輝「ん、了解」 そう言うと香霖は店の奥へと消えていった  
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