1章 幻想の郷

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  しばらくすると香霖が長い包みを抱えて店の奥から出てきた 香霖「これだよこれ」 香霖が包みを開いて見せてくれたのは身の丈を超える長さの太刀だった 双輝「いやいやいや!!長すぎないかこの太刀!?刀身だけでも俺の肩まであるぞ!?飛竜でも狩れと!?」 香霖「君なら大丈夫でしょ。え~っと…二本合わせてこのくらいかな」 算盤を弾いて値段を見せる香霖 あ、意外と安い…幻想郷価格? 双輝「わかったよ…買うよ。にしてもこの太刀扱うには相当慣れないとな…はぁ…」 ぼやきつつも買った刀を腰に差す 太刀の方は…背中に差す…いや背負うか?まあいいや。モン○ンのように背中に差す 香霖「買い物も済んだようだしそろそろ晩ご飯にしようか。和食で大丈夫かい?」 双輝「俺は和食派だ(キリッ」 ちなみに朝は味噌汁と焼き魚と白いご飯に決まってる 日本人だからな。…関係ないか 香霖「ならすぐ作るから奥の座敷の方に座ってて。あ、ルーミアもいるかい?」 香霖がルーミアに向かって話しかけるとルーミアはポテチを食べる手を止めた …まだポテチ食べてたのか ルーミア「いいの?」 香霖「1人や2人も変わんないさ。食べていきなよ」 ルーミア「じゃあお言葉に甘えようかな」 香霖「それじゃあ3人分…いや、ルーミアは多く食べるだろうから4、5人分かな。すぐできるからちょっと待っててね」 そう言って台所へと歩き出す香霖 それじゃあ大人しく待つかな…  
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