● 前編 ●

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  優愛 「マジ最悪。なんで、ユメが呼び出し喰らわなきゃけないわけぇー…。」   朱里 「………そんな性格してっからじゃないのー?(ボソリと)」   優愛 「何か言った?桜井さん。…ってかさぁ、桜井さん、もう少し身なりちゃんとしたらぁ?女の子なのに、信じられなぁい。(嘲笑うように)」   朱里 「うっさいわね!あんたみたいな性悪ぶりっ子に言われたくないわよ!」   ほのか 「あ、朱里ちゃん!」   朱里 「ほのか!あんたも呼び出し喰らったの?」   ほのか 「…ええ。もしかして、朱里ちゃんと、有栖川さんもですか?」   朱里 「そうなのよ。なんだか知んないけど!…失礼しまーす!」     SE : ガラガラ、と扉の開く音   教師 「おー、遅いぞお前ら―。…3,4,5…よし、全員そろったな。」   朱里 「大道寺に白鷺!あんた達も居たの?」   翼 「やあ、ハニー?一緒に呼び出しなんて、もしかして僕たちは運命の赤い糸で(中断)」   朱里 「で、先生。何であたし達が呼び出しなんですか?(で、を強調して。翼にかぶる)」   教師 「とりあえず、これを見てみろ。」    SE : 紙をめくる音   朱里 「10、0、10、30、15……?なんですか、これ…?」   ほのか 「……もしかして…。(何か気付いたように)」   教師 「期末の結果だ。お前等の。」   朱里 「へー。………ぇ、ええ!?結果!?総合で!?」   教師 「そうだ。いくらエスカレーター式の甘甘学校でも、さすがにこれは許せない…。っつーことで、お前ら、補習やるぞ。」   優愛 「えええーっ!補習ですかぁ!?ユメ、これから用事がぁ…っ」   教師 「あー、安心しろ。何も今日やるわけじゃない。明日だ、明日。…土曜学校だな。」   優愛 「そ、そんなあ…!」   輝 「明日………なら。」   教師 「お、仕事無いか?大道寺。」   輝 「………はい。」   優愛 「!…輝君ってぇ、芸能界でお仕事してるんだよねぇ?」   輝 「… うん。でも…明日は…平気だから…。」   優愛 「はいはぁーい。じゃぁー、ユメもがんばりまぁーっす♪(コロッと態度を変えて)」   翼 「もちろん僕も行くよ!ハニー達と一緒なら頑張れるさ☆(ウインクする感じに)」   ほのか 「私ももちろん参加しなくては…。朱里ちゃんは…?」   朱里 「当然やるわ!やってやるわよー!任せなさい鍋先!あたしがリーダーとなり皆をまとめてあげるわ!」  
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