女なら愛した男を守り抜け

１１

バーベキューも無事に終わり、帰ってきました美咲家！！

やっぱ家が一番だよコンチクショー！

出張帰りのお父さんみたいな事を思いながら、自室のベッドにダイブする。

気持ちいい。

今日の夜には柊組に行かなきゃならないからねェ。

ゆっくり、しますかァ。

＊＊＊＊

『はっ！！』

やべ。

寝てた。

枕元の時計を確認すると、約束の時間まであと３０分。

『マジでヤベェ』

急いで着替えてバックを掴み、家を飛び出した。

＊＊＊＊

『スミマセン、遅くなりましたァ！！』

スパーン、と襖を開ける。

ポカーンとした表情の芳樹、組長さん、麗さん、鉄さん。

そして、まどかと美羽。

『えっ、なんで？まどか達いるの？』

『俺が呼んだ』

芳樹がそう言いながら、隣に座れと合図する。

『今のおめェらなら仲たがいもしねェだろうよ』

『…そっか』

『つーか、おめェ寝癖すげェぞ』

『え？あ、ヤバイ！！』

手で髪を直して、準備されてた麦茶を一気飲みする。

『ははは、真ちゃんは相変わらず元気だなァ』

組長さんの言葉に思わず赤くなる。

『す、スミマセン』

うー、恥ずかしい。