素直になれなくて。

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 侑「りゅーうちゃーんっ!」  龍「んー‥なに?」  侑「遊ぼ?」  龍「今、忙しい」  侑「ねっころがってるだけで    しょーがっ!」  龍「んー‥」  侑「もう!遊びに来たのに!」  と、知念くんは怒り出した。  龍「‥‥‥」  侑「‥っねぇ!‥ねぇってば」  俺の体を揺する知念くん。  侑「龍ちゃん!‥ねぇ!」  龍「うるさいな!」  侑「っ‥!」  龍「‥‥‥あ、っ」  やってしまった。  そう思った時にはもう遅い。  払いのけてしまった知念くん  の手。  知念くんは、俯いていた。  龍「‥‥っ」  俺は、どこまで素直じゃない  んだ。"ごめん"の一言も言え  ないのか。 .
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