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「私だって、同じよ。未だに信じられない。でも、もうすぐ生まれるって、先生が言ってたわ」 「そっか。名前、決めなきゃな」 「アーティは?」 「アーティ? カナは、安直だな」 「なら、イツキは案があるの?」 「そうだな……。ん、ごめん。呼び出しだ」 名前を考えていたイツキは、ポケットに手を触れる。携帯のバイブがなったのだ。カナが、腹を撫でる。 「また?」 「うん。ヒナからだ。また、未確認物体が飛来したみたいだ」
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