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イツキは、尋ねて来るカナに、携帯画面を見せる。
「ほんと、誰かが卵を投げてるとしか思えないわ。侵略目的なら、さっさと親玉が来るべきよ」
「あんまり、興奮するな。妊婦を戦闘になんか出せないし。今は、病院で休んでてくれ」
カナが、声を張り上げるので、イツキは慌てて肩に触れた。それでも、カナの怒りは治まらない。
それもその筈、宇宙からの来訪者達は、皆、喋らない。ただ、サンセット大陸に飛来し、生まれ、暴れ、倒されて消えていく。
イツキもその無意味な来訪者に悩んでいるのは事実だ。然し、対策は無い。
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