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闇夜の丘に1人佇む少女がいる。
少女の瞳には一体何が移っているのだろうか?
少女の背には血で紅く染まった翼が生えていた。
すると少女は呟き始めた。
『ナンデ、ワタシヲ オイテイクノ? ヒトリニシナイデヨ…。』
少女の瞳から雫が零れ落ちた。
少女の瞳から出た雫が地に落ちた時、地面が揺らめいた。
グラグラ…。
地面が揺れても少女は微動だにしなかった。
すると地面にぽっかり穴が空いた。
「アナタハヒトリジャナイヨ。サァ、ワタシトイッショニイコウ…。」
地面に空いた穴の囁きに少女は答えた。
『ホント?ウレシイ!アリガトウ♪』
そして少女はその穴に飛び込んだ。
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