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すると、女子生徒から話しかけてきました。
「永佐栄吾と宮島守だな」
「麗羅会長!?やっと僕の魅力に気づ…」
壊われた栄吾をあっちの方にやりながら、守は聞き返します。
「何の用ですか?」
「いや、神凪魅鬼はいないのか?」
「家っすよ、多分」
「そうか」
「用件なら、伝えますけど」
「いや、明日から文化祭の準備が放課後に入る。十中八九サボるのは分かっている。だから、釘を刺そうと思って」
喋るにつれて、冷気が会長からほとばしらせる。
守は頷くことしかできなかった。
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