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この世界には、ヒーローという人種が存在する
強くて、誰よりも輝いている、最上の人間
そしてまた、正反対な人種も
存在するわけで…
「ちーちゃん、待ってよ~」
背中に、その「正反対の人種」の声が届く
「…静喜。あのね、急がなきゃ遅刻なの。遅刻!」
「わかってるけど…速…」
容赦無しに自転車を漕ぐ私は
秋月千歳(アキヅキチトセ)
体長は160、サイドに流した
ストレートのロングヘアと瞳は明るい焦げ茶(地毛)だ
いわゆる花の女子高校生ですな
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