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少な過ぎる……
僕達の人数は恐らくバレてる。
なのにこの人数は無謀以外の何物でもない。
大体十数人なんて舐めすぎだ。
罠がある……
「皆!!
敵の作戦に乗っちゃ駄目だ!!
この人数は少な過ぎる!!
必ず罠がある!!」
「だが道はここしかないぜ!
ここを通らなかったら後ろの兵に挟み撃ちにされる!」
分かってる!!
この状況……
罠だと分かってる。
何かがある。
でもその何かが分からない!!
この人数なら僕達が抜けることは分かってるはず……
なら通り抜けた先に罠が……?
「お前は別の奴に乗せてもらえ!!
俺が一人行ってみる!!」
おじさんは僕をおろし突進して行った。
敵はおじさん一人に難なく倒される。
何も起こらない……
僕の考え過ぎ……?
「俺が一人先に行く!!
お前らは30m以上離れてからついて来い!!」
おじさんはそのまま走って行く。
皆もその後に続く。
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