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「でもね・・・」
それまで一緒になって笑い転げていたミヤビが、急に口調を変えた。
「あのヘタレがバイトに入ってきたのは、本当に兄ちゃんが居たからって理由で狙って入ってきたかもしんない」
何やらそれもよく分からん
アレか?
ケツを狙ってんのか?
「どういう事よ?」
「実はさぁ・・・アタシの1コ2コ上の一部の先輩達には、兄ちゃん本っ気で評判悪いのよ・・・あ、ホントに一部ね」
う、うん
昔っからそうじゃないかなぁとは思ってたけど、ダメ押しで確定してくれてありがと
一応フォローもありがと
「アタシは昔兄ちゃんが何やったかまでは全部知らないけど」
そういや半裸でジェイソンマスクかぶりながら青竜刀振り回した他に・・・
サブマシンガンで狙い撃ちしたり木刀で攻撃したりもしたっけ
一体何やってたんだオレは・・・
「だから兄ちゃんをいつかシメる的な事言ってた先輩も何人か居たんだ」
けっ!
口だけのヘタレばっかだったじゃねえか!
「んで?それが?小妻は学年的に全く関係ねえじゃねえか。まさかミヤビの代にも嫌われてんのかオレは?」
「いや、単純に『その』先輩達とだけ小妻は仲良かったから」
う~む・・・
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