中学からの刺客

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すると小妻は予想外にムッとした反応を見せるワケでもなく、平然と答えた。 「別にケンカは力じゃないっすよ。特に俺は相手の不意を突いたりバットとか使ったり、キレたら何でもやる系専門すから」 ・・・ またツッコミどころ多いけど、面白い答えが返ってきたな そもそもキレたら何でもやる系専門って、どんな系だ 一体コイツは何が狙いで、何をどうしたいんだろう アブないアピールして、オレが音をあげるのを待ってるのだろうか てか 不意討ちでも最低限の筋肉ぐらいは必要だと思うけど・・・ まぁ、オレには不意討ちなぞ縁のない話だからよく分からないけどな、うはは ・・・ ・・・すいません こんな小競り合いをしていても長引くだけ、と感じたオレは小麦粉をふたつ持ちながら、ついに直に聞いてみた。 「小妻さぁ、お前は一体オレに何がしたいんだ?ミヤビから多少聞いたけど・・・オレをボコりたいワケ?」 すると、ずっとダルそうにしていた小妻の表情に少し変化が表れ、軽く驚いたような顔をした。 「何言ってんすか?」 いや、こっちが言いたいよ
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