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「いやぁ・・・やっぱり自然が多くて、景色もいいと開放的な気分になるわぁ」
途中下車した駅は、何やら崖の上に立っているような感じの駅で、確かに海やら景色やらの見晴らしが良かった。
ハジメはご機嫌につぶやくと、ホームから線路に向かって迷う事なくのびのびと放尿を始める。
人も少ないとても小さな駅だが、ホームには何人か人が居るにも関わらず、だ。
当然視線も痛い。
オレとジンもさすがに止めたのだが、止めたぐらいでやめるような男ではない。
そして一度放尿が始まってしまえば、オレ逹は何もできなかった。
ヘタに邪魔すれば二次災害が出る。
きっとシレッとした顔でオレ逹にワザとかけてくるだろう。
『あ、ごめん(笑)』的な軽いノリで・・・
それを普通に実行するのがハジメだ。
オレは太陽の陽射しにキラキラと反射する、ハジメが描いた雄大な放物線を少し離れた所から眺めるぐらいしかできなかった。
「間違っても後ろからケリとか入れんじゃねえぞ」
そんなオレにジンがコッソリ耳打ちしてくる。
蹴るな!って事は・・・
蹴れ!って事だ
でもいくら何でもソコまではできない
ヘタすりゃケガどころか・・・
「フンフ~ン♪・・・どわぁぁぁ!」
蹴り落としちゃいました
※非常識野郎ですんません
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