9289人が本棚に入れています
本棚に追加
「稲ぴょん、ミヤビちゃんの事もそろそろ許可して下さいよ」
「あのなぁ・・・」
ハジメ逹とはだいぶ質が変わるが、リオもかなりの馬鹿である。
ミヤビと付き合えないのは、オレが許可しないからだと本気で思っている。
オレに接近してきたのも、ミヤビの事ももちろんあったからだろう。
ただミヤビはリオに興味どころか、全く眼中にもない。
当時のコギャル用語で言うなら『アウトオブ眼中』だ。
他にも『MK5』とかもあるが、今言うと超恥ずかしい言葉だ。
オレはリオにミヤビの事を幼稚園児にも分かりやすいぐらいの説明をしたのだが・・・
「はっはっは、きっと恥ずかしがってるんすよ。稲ぴょんもシスコンは程々にしとかないと(笑)」
ね?馬鹿でしょ?
ムカつくでしょ!?
リオの中では本気だからねコレ?
「だからミヤビが誰と付き合おうがオレは別に興味ねえっての!単純にお前が・き・ら・わ・れ・て・るって言ってんだろうが!」
「はっはっは!理由が苦しいですよ」
苦しい?
ドコが?
これ程ストレートにハッキリした理由はないと思うけど?
もう会わせた方が早いよねコレ
勝手に殺られてくればいいんだ
最初のコメントを投稿しよう!