バスターコール

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それから数日後の事だ。 女子店員もあがり、たまたま客も誰1人として居なかった店内で、オレはカウンター席のリオの隣に座りながら、電話をかけた。 相手はミヤビである。 「・・・あ、もしもし?ミヤビ?」 『何?珍しいじゃん?兄ちゃんから電話なんか』 「今ドコにいる?てか今からオレのバイト先の店に来ない?」 『・・・何で?』 「いや、リオが今隣に居るんだけどミヤビに会いたいらしいのよ」 『・・・』 次の瞬間、無機質な電話の切れる音が聞こえてきた。 「ちょ!もしもし!?・・・あの野郎、切りやがった」 それから無視されつつも、しつこく電話をかける事数回・・・ やっとまた繋がった。 『・・・はぁ、兄ちゃんさぁ、頼むからリオの事でアタシにケツ持たせないでよね?』 「元はと言えばミヤビがオレに回してきたんだろうが!いいから聞け!オレもいい迷惑なんだよ!殴るなり刺すなり自由にしていいから、このバカにガツンと言ってやればあきらめるだろ!頼むわ!」 何の遠慮もナシに発言したが、隣ではリオがニヤニヤしながら『またまたぁ』などとホザいている。 ここまで言われて本当に理解できてないのだろうか、この不安なオツムは・・・ そしてミヤビがついに折れた。
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