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オレは休憩の時間になると、ドカッとリオの目の前に座った。
憩いの時間にまでリオと会話したくもないが、ココしか休む所がないので仕方ない。
ちなみにリオの事があからさまに嫌いなマミさんが休憩に入る時は、何のためらいもなく事務所から追い出した。
「ところでリオさぁ・・・対ミヤビ作戦とかあんの?」
「え?何でですか?」
「まぁ、お前がヒマ潰し用に雑誌持ってきたのは正解だったな」
「???」
どうやらリオ君と会話が噛み合わないらしい。
「確実にミヤビに殴られるぞ?お前は中学で何を見てどう思ってるか知らないけど、今からお前が相手にするのはオレを好戦的にしてさらに凶暴をプラスしたような女だぞ?」
「最悪じゃないすか!」
うむ・・・
何やら少しカチンと来たけど、悪気はなさそうだから流しておこう
「まさかミヤビちゃんがそんな・・・それに殴られる理由ないっすよ」
「お前本気で言ってんのか?一回ブッ飛ばされてるんだろ?」
「・・・」
この果てしないアホは、まだミヤビが照れ隠しなんぞで、避けていると思ってるのだろうか?
「ところで雑誌があって正解だったとか何とか・・・何なんすか?」
「腹に入れておけば、刺されても平気じゃん」
「・・・」
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