バスターコール

30/49
前へ
/992ページ
次へ
しっかし、インパクトはあるけどファニーが彼氏役ってのは、ちとムリがあるだろ? とかも思ったのだが・・・ 「ミヤビ、もうすぐ夜勤のバイトも来るし、客だって来るかもしれないから暴れたりすんなよ?」 とだけクギを刺しておいた。 「はいよ」 即答で答えが返ってきたのはいいのだが、オレには全くもって安心できない。 まぁ、本当にオレの青竜刀を持ってきたワケではないので、血肉祭になる事はなさそうだ。 「まぁ、座りなよ」 ミヤビは席から立ったまま固まっているリオに、着席を促す。 「・・・」 リオはサングラス越しでも、動揺バレバレな表情のまま動かなかった。 そんなリオに・・・ !!! いきなりミヤビの半歩踏み込んでの右ボディブローがリオに直撃する。 思わず反射的に見ていたオレの腰が浮いたくらいだ。 「座りなよ」 「~~~っ!!」 崩れ落ちたのか我に返ったのかは知らないが、リオは声にならない声をあげながら席に座る。 そういやあのボディブローもオレが教えたんだっけ・・・ 数秒前に暴れないでって言ったばっかりじゃん(泣)
/992ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9289人が本棚に入れています
本棚に追加