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攻撃を途中で止められたミヤビは、不満たっぷりな目でオレを睨む。
「ミヤビ!だから店で暴れんなっつったろ!やるんなら裏の駐輪場でやれ!」
オレが多少声を荒げた事で、少しは大人しくなった。
もしかしたらファニーが因縁つけてくるかと思ったが、それもないようだ。
兄のタズのようにクレイジーではないらしい。
リオも一応彼氏としてファニーが目の前にいるにも関わらず、よくもまぁいけしゃあしゃあと言えたモンだ。
「ミヤビ、裏で殺るか?」
そこで笑いながら冗談とも本気ともつかない物騒な発言をしたファニー。
「そうしよっか!」
当然ミヤビも乗る。
オレ?
もちろんどうでもいいので、新しいコーヒーでも淹れる為にカウンターに戻ろうかな
夜勤来る前に掃除もせな
だがそこでリオは焦る。
「い、稲ぴょん!た、助けてくださいよ!?」
「ムリ(笑)」
オレ1人でミヤビとファニーをどうにかできるワケないじゃん
「俺、稲ぴょんの弟子じゃないすか!」
しかも弟子だったんだ!
いつなったんだよ!
トラブルしか呼びそうにない弟子はいらん
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