9289人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねえ・・・兄ちゃんはどっちの味方なの?」
オレにすらバチバチ火の粉を飛ばしかねない勢いでミヤビが聞いてくる。
「どっち・・・う~ん・・・ぶっちゃけどうでもいい。そもそも中学の時にミヤビがいらん事をリオに言わなければ、オレも関わってくる事もなかったんだからよ」
オレは思った事をそのまま素直に述べる。
「つまり敵にはならないってワケね」
てっきり怒り出すかと思ったが、ミヤビはニヤリと笑いさえした。
「じゃあリオ?今からアタシとタイマンね」
・・・
ミヤビはいつからこんな娘になってしまったのだろうか?
パッと見は地元屈指のアホ高校のミニスカルーズヤンギャルなのに、高校の時は時代錯誤な部分が結構あった。
誰に影響されて何があったのかまでは知らんが・・・
自分もギャルなクセにギャルが嫌いとも言っていた(笑)
「お前さぁ、もうあやまったらどうだ?」
そこで救いの手を述べたファニー。
ちょ!
意外にもファニーまとも!
あんなクレイジーな無法者の弟なのに!
もしかしたらこの中で一番常識があるかもしれない!(笑)
最初のコメントを投稿しよう!