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オレは夜勤の人に説明やら引き継ぎをするやらで仕事に戻る。
なのでこの間、リオ逹に何があったかは知らない。
「稲ぴょんって結構ヤンチャそうな友達多いんだね(笑)」
「いやいや、アレ妹です。黒人は妹のツレなんで全く知らないっす」
「何か取り込んでるみたいだし、稲ぴょん今日はもうあがっちゃえば?タイムカード押しとくからさ」
「いやぁ・・・むしろ関わりたくないから戻りたくないなぁ、みたいな」
「何だそれ(笑)」
そんなやり取りをしながら、店もヒマだという事で結局オレは早めにあがらせてもらう事になった。
「ホントすんません」
「あとはやっとくからさ」
どちらかと言うとリオ逹のトコには戻りたくないので、ゆっくりと着替え、タバコを優雅にくゆらせてから店を出るオレ。
結局表からまた店に入るのだが・・・
「いらっしゃいませ(笑)」
オレが自動ドアをくぐると夜勤の先輩が笑顔で迎えてくれた。
「すぐアイツら連れて行くんで・・・すんません」
オレはそのまま客席へ向か・・・
・・・
「何やってんのお前ら・・・」
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