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それは初めて霍打頂肘を不意打ち気味に披露した時から思っていた事だ。
かなり意味合いは違ってくるし一緒にするのも気が進まないが、大別するならばミスターと同じカウンターを得意とするタイプだろう。
まぁ、もちろんこの先長い年月鍛練をするならば、だが・・・
さらに後日、霍打頂肘がどういうモノかも直接見せている。
なのでオレが構えた事を認識した瞬間に、リオは一瞬で全てを察知して飛び退いたというワケだ。
良く言えば前述した通りだが、悪く言えば本能からしてただのヘタレである(笑)
ただ今回は霍打頂肘を発動させずに済んでオレも助かった。
夜勤の先輩に見られるし、ほぼ確実にファニーも巻き込んでしまう。
ここまで見てきたファニーの性格上、それでいきなり大乱闘になる事はないだろうが、巻き込まないに越した事はない。
ん?
ヤケに慎重だって?
そりゃ万分の一の確率だろうが、タズまで出張ってきたら困るし
タズ恐怖症なモンで
オレはリオがギョッとしたように飛び退いた事を確認してから、構えを解いた。
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