『怪物‐MONSTER‐からヒトへ・・・』‐ゼロ‐

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正面に座った2人の男は学ランを着ていた。 なのでこの近隣の高校生だと思われる。 1人は金色短髪で中肉中背、クローズの『マサ』みたいなヤツだ。 マサからオーラと威圧感を抜いてヘタレを足したら、こんな感じだろう。 以後表記をマサとする。 そして学ランを全開に開けて、その下に見せつけるかのように青いシャツが見えていた。 もう1人は・・・ これまた何でこんな組み合わせなのか分からないが、どちらかと言うとハジケきれていないマジメタイプのような感じだ。 マサとは対称的に学ランもキチッと着ている。 マサと話してる雰囲気から察するに、後輩かパシリ的な存在だろうか? 意味はないが、以後表記を佐川にしよう。 見ててこっちが恥ずかしくなるようなヤンキー型のマサに、パシリっぽい佐川。 佐川はオレ逹をあからさまに見るような事はしてこないが、マサの方は3人席の真ん中でこれでもか!と言うぐらい足を開いて座りながら、オレ逹をガン見していた。 逆にアソコまで来ると恥ずかしいヤツだな まぁ変なのはマサみたいなヤツだけだし、何かしてくるって事はないだ・・・ ・・・ぶっ! わ、笑っちゃダメだ オレはあるモノを見た瞬間に笑いそうになってしまった。
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