『怪物‐MONSTER‐からヒトへ・・・』‐ゼロ‐

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笑うなオレ! オレからマサを刺激してどうする!? オレは笑いをごまかす為に、目を下に向けながらセキ払いをする。 と言うのも・・・ マサは腕を組み、メッチャ足を開いて座りながら、軽く貧乏揺すりをしている。 そして視線はずっとオレ逹へと注がれていた。 さすがのハジメとジンもマサがこっちを意識してる事ぐらいは気付いているだろう。 KYうんこたれのハジメが鬼門にならなければいいが・・・ まぁ、ここまではいい。 オレが笑いをこらえたのは、マサの身に付けてるモノが視界に入ったからだ。 学ランの胸ポケット?にケータイが刺さっているのか、ストラップがぶら下がっている。 別にこれも問題ではない。 ただ・・・ その胸ポケットからぶら下がっているストラップが・・・ 約20センチ以上はあるかと思われるシャア専用ゲルググだった。 ゲルググ・・・だと? なぜゲルググなんだ! あれはストラップなのか!? メッチャ、普通のプラモですやん! あんなケータイより遥かにデカいのぶら下げて邪魔ではないのか! てか、ヤンキーなのにストラップがゲルググとか・・・ だ、ダメだ笑うなオレ!
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