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オレとリオが2人の所へ戻ると、ヒマそうにしていたので軽くあやまる。
「わりぃわりぃ。リオの野グソが長くてよ」
リオが何やら文句を言ってるが、とりあえずオールスルーだ。
オレは本題に入る。
「あ、あとさ・・・帰る前にリオが何やらハルに2人で話したい事あるんだと。だからちょっくら聞いてやってくんない?」
先程はうまくやると言ったオレだったが、ドストレートにハルに伝えた。
『ちょ!稲ぴょん!思いっきりバレバレだったし!』
『いやぁ、ハードル上げてやろうと思って』
『絶対嫌がらせだし!』
『もちろん!』
『・・・』
後日、リオとの会話の内容である。
結局残されたオレとユウカは、しばらく談笑していたのだが、眠気が限界なのと中々2人が戻ってこなかったので、ケータイで断りを入れてから帰る事になった。
バイク置き場まで同じ方向だったので一緒に歩いて行く。
当然他愛のない会話をしていたのだが、オレの単車の前まで来た時の事だ・・・
冗談っぽく何気なく言ったユウカのひとことで、明らかに場の空気が変わった。
「稲本さんって、結構アタシのタイプなんですけど」
ん?
ギャグと下ネタと多少のバトルばっかのこの物語で、まさかの恋愛系突入?
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