酒と涙と男と女

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「結局あれからどうしたんすか?」 「別にどうもこうも・・・オレもユウカも普通に帰ったよ。大体お前らこそ長い時間何してたんだよ」 次の日、何だかんだ言いながらもリオからの誘いに乗って、バイト先の店に来ているオレ。 昨日に続き、オレもリオも客として来ていた。 リオはほとんどの女子店員から嫌われているので、もちろん夜勤の時間帯である。 リオは隠そうともせずウキウキしたテンションだった。 これだけでもうっとおしい事この上ないが、オレに色々と聞いてほしい事があるようだ。 じゃあ何でオレは来たのかって? 金はないけどヒマと体力は腐る程ある十代だからって事で。 「で、何だ?つまんねえ事でオレを呼び出したんだったら、また霍打頂肘食らわせるぞ?」 「まあ、聞いて下さいよ!昨日(今朝)ハルとケータイ番号交換したんすよ!」 「ほうほう・・・それで?」 「だけっす!」 「・・・」 オレはイスから立ち上がると、膝の屈伸やら準備運動を始める。 それを見て、当然慌てるリオ。 「ちょ!ヒジ打ちは勘弁して下さいよ!何でっすか!?」 リオは大人になった今でも、目の前でオレが準備運動を始めると、一瞬で警戒体制に入る(笑)
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