酒と涙と男と女

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「で?ビックリするぐらい興味がわかないけど、うまくいきそうなのか?」 「もっと興味持って下さいよ!」 会話形式にすると凄まじくムダな会話が増えるので、以下説明にする。 リオとハルはあれから普通に日が昇るくらいの長時間、雑談で盛り上がっていたらしい。 そりゃあオレもユウカも帰るってモンだ。 そして帰る時になってやっとハルのケータイ番号をゲットした、と。 本当にたったそれだけだ。 文章の説明にするととても短いのだが、いかんせんこのアホの話は長過ぎる。 もはや興味も持ってないオレはほとんどまともに話を聞いてなかった。 「お前さぁ・・・見栄張りたい年頃なのは分かるけど・・・ホントはまともに女と付き合った事ないだろ」 リオは常日頃から、中学の時10人近くの娘と付き合ったとか何とか言っていた。 「何言ってんすか!んなワケないじゃないっすか!バリバリっすよ!」 そうかなぁ・・・ ミヤビが言うには、口だけで調子のいい性格だからみんなから嫌われてたって言ってたけどなぁ・・・ それにリオってハッタリを突っ込まれた時って、やけにムキになるから分かりやすいし
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