酒と涙と男と女

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「ちょ!ストーップ!ストーップ!!」 リオは単車のエンジンをかけて本気で帰ろうとするオレを必死に止める。 あまりにも邪魔だったので、そのまま単車でハネて帰ろうと思ったぐらいに。 だが無免許なので、万が一を考えて踏み留まる小心者なオレ。 「本っ気で今日は悩みがあって、それを聞いて欲しいんですってば!」 それを聞いてオレは単車から降りる。 「そうかそうか悩みか、じゃあ仕方ないな・・・」 リオはホッとしたような顔をした。 「だが断るっ!」 「ちょ!ココでまさかのジョジョネタ!?言いたかっただけじゃないすか!」 「ええい!黙れ黙れ!」 「今度は何ネタなんすか!?話聞いて下さいよう!」 最近やっとリオの反応が少しは面白くなってきたな・・・ だが物語が進まないので、そろそろ本題に入ろうと思う 結局、オレとリオは再度バイト先の店に客として戻る。 「じゃあ早く悩みとやらを言え。んでコーヒー飲んだら帰るぞ」 「実は・・・今日の夕方、電話でハルに付き合ってくれって言ったんすよ」 ・・・・・・早っ! 何か中二病のチェリー君みたいな行動に感じるのはオレだけ? それともこの年代のヤツらってこんな感じ?
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