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「ほうほう・・・それで?」
ヒマなのでオレはライターをくわえながら、タバコで火を点ける仕草をしてみた。
「何となくOKしてくれそうな流れだったんす・・・でも・・・」
反応がない。
・・・オレの小ネタはMAXスルーのようだ。
「何かハルの今の彼氏がイカツイ系らしくて、しかもハルが別れたくても別れられないらしいんすよ」
ん?
ハルに今彼氏って居たっけかな・・・
「んで、ソイツがどうにかできれば付き合ってくれるらしいんすけど」
そりゃあ・・・
キレイ事言われて断られたって事なんじゃねえの?
「どうしたらいいっすかね?」
「それこそ知らねえよ。お前ケンカ無限段なんだろ?(笑)じゃあ、その彼氏呼び出してハルを賭けてタイマンでもしたらどうだ?(笑)」
オレはてっきり
『マジメに考えて下さいよ!』
的な反応が返ってくると思っていた。
「やっぱそれしかないっすかね・・・」
オレは忘れてた・・・
コイツも超馬鹿だと言う事を・・・
だが色んな意味でイタズラ心がわいてきたオレ。
「じゃあ早いとこケンカ売ってこいよ。勝ちゃあ問題ないじゃねえか(笑)」
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