酒と涙と男と女

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てっきりリオの申し出をハルもアッサリ了承するモンだと思っていたが、予想は少し外れたようだ。 真相を確かめたくなったオレは、リオから見えないように早速ハルにメールを打ってみる。 当時はカタカナで25文字ぐらいしか入力できないような、アホみたいに不便なメールであった。 【リオの告白を断った本当の理由は?】 こんな感じの内容を作成して送る。 するとものの1分もしないウチにハルから着信が来た。 だがリオの目の前で話すワケにもいかないので、オレは適当な理由を告げて席を外す。 リオはニヤニヤしていた。 「女っすか?稲ぴょんも何だかんだ言って・・・」 オレはリオの言葉を最後まで聞かずに店を出た。 何だかちょっとだけリオが哀れになってきた 「もしもし、ハル?リオに告られたんだろ?何かハルも気に入ってそうだったけど・・・何で断ったの?顔はよくてもアホだから?(笑)」 『やっぱ稲本さん聞いてたんだ・・・なんつうかなぁ・・・ヤンキーっぽいのはいいんだけど・・・何かウソくさい話が多くて・・・』 たった1日でメッキが剥がれましたか(笑)
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