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「じゃあ最後の質問な。お前、実はチェリー君?」
すると少しずつスラスラ答えるようになっていたリオが、言葉を詰まらせた。
「なっ!?それは関係ないじゃないすか!」
「いやぁ、重要な事だぞ(笑)火事場の童貞パワーとかよく言うだろ?アレだ、そんな感じだ」
「言わないっすよ!」
さすがにオレの意味不明な理由には騙されなかったらしい。
「その反応からして・・・チェリー、っと」
オレはメモを取る仕草をした。
「ち、違いますって!」
どうでもいいけど、多分女絡みの話も全部ハッタリだな
外見はまだマシな方だから、と思ってたけど
「よし!じゃあ店出ようぜ!早速修行だ!」
「マジっすか!?」
何か修行とかの響きが段々オレも面白くなってきた。
オレ達は店を出ると裏通りの川沿いの道へと向かう。
「じゃあ、まずソコの自販機で500ミリ缶のコーラかサイダー・・・てか炭酸系を買ってこい」
リオは頭に?マークを浮かべている。
「・・・ノド渇いてんすか?」
「違う違う!お前の精神力をまず計ろうと思って」
「・・・?わ、分かったっす」
くっくっく
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