酒と涙と男と女

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そしてオレがタバコを1本吸い終わる頃、途中からもはやダッシュには程遠い走りをしていたリオが戻ってきた。 「終わ・・・うぷ・・・終わった・・・おぇ・・・っす」 顔色は文字通り土色に変化している。 きっと腹で大量のコーラも暴れ回ってる頃だろう。 「ど、どう・・・っすか・・・ゴポン・・・俺の気合いばはぁ゙ぁ゙ぁぁおぇぇぇっ!!」 リオは何やらしゃべったと思った瞬間、下水のような音を立てながら川に向かってコーラを吐き出した。 勢いよく川に向かって吐き出される大量のコーラは、さながらマーライオンの如しである。 「ぶほうっ!うひゃひゃひゃひゃ!」 オレはガマンができなくて、ついに大爆笑した。 「ちょ!人が・・・真剣にやってる・・・のに、何笑っ・・・げろろろぉぉぉ!」 マーライオンが第二波を吐き出した。 それを見て再び盛大に吹き出すオレ。 うん、結構ヒトデナシな事してたんだなオレ ちなみに後日オレも同じ事をやったら、吐くまでいかなくても、かなり気分が悪くなりました 「で、どうでした?」 「よく見てなかったから、もっかいやってくんない?」 悪魔のようなオレの返答にリオは、その場で崩れ落ちた。
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