9289人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなこんなで、店に停めてある単車を2ケツして、オレの家に向かう。
ええ、この時点でまだ無免許です、すんません
でもメットは常に2個あったりして(笑)
家に着くと、ヘッドギアやらの防具を引っ張りだしてきて、リオに装着させる。
初めての経験らしく、オープンフィンガーグローブを着けた時、やりづらそうに拳を開いたり握ったりしていた。
リオはヘッドギアとグローブと胴当てを着けたが、オレはヘッドギアだけを着ける。
「よし!じゃあ来い」
家の前で、オレとリオの組手が始まった。
「じゃあ行くっす!余裕ブッこいて後悔しても遅いっすよ!・・・おらぁっ!」
リオはそう言うと、思いっきり右拳を振りかぶって襲いかかってきた。
甘い・・・
ハチミツのように甘すぎるよリオ君
君はこの前、オレに一方的にやられて何を学んだんだい?
よーいスタート!で、頭を切り替えてためらわずに殴りかかれる部分はいいと思うけど・・・
それともそれだけオレに日頃の怨みがあったのかな(笑)
(拳を使うのが全くの未経験者は、どうしていいか分からずに、とまどって動けない人も多い為)
・・・だけどナゼ振りかぶる
最初のコメントを投稿しよう!