酒と涙と男と女

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「じゃあ取り合えずウチに入れよ?まず理論とか心構えから教えようか」 「おうよっ!」 何か返事の仕方が軽くムカついたので、取り合えず鉄拳制裁をしておいた。 「スゲェ!マジでハンパねぇ!稲ぴょんすげぇっす!マジすげぇっす!」 リオは初めて入ったオレの部屋を見るなり、オモチャを見付けた子供のように興奮していた。 それはナゼか・・・ 単純にオレの部屋に置いてあるモノが、一般に比べて異常なモノばかりだからだ。 部屋にはガス銃、サブマシンガン、ポンプ式ショットガンなどのトイガンが、所狭しとディスプレイされていた。 それだけならまだいいのだが、『武器庫』と呼ばれる工場用大型灰皿には木刀、青竜刀、ヌンチャク、三節棍、トンファー、サイ、ククリナイフが立て掛けられている。 さらにベッド回りには模造刀、仕込み刀、許可は得てないがとあるキッカケで手に入れた日本刀が仕込まれていた。 ※厳密に言えば日本刀は銃刀法に引っ掛かるけど、今はもうないので時効って事で(笑) 「強盗が入ってきても充分撃退できるっすね」 ちなみに今はここまで要塞化していない。 チラホラ名残りがあるだけだ。 理由? 初めて見た人は、みんなドン引きするから
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