酒と涙と男と女

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「何その一生のお願い。聞きたくないけど言ってみ?」 『いやぁ・・・今日ハルから珍しく電話があって・・・遊びの誘いだったんすけど・・・』 男のモジモジはキモいな 「良かったじゃねえか。じゃあオレは行かねえから思う存分遊んでこい」 『それ気ぃ使ったんじゃなくてメンドいだけじゃないすか!・・・違うんすよ、ハルは稲ぴょんとも遊びたいって言ってるんすよ』 え~・・・ 「何かお前とハルがいるとメンドそうな事になりそうだからヤだ」 オレが言い捨てて電話を切ろうとすると、この世の終わりみたいな慌てようのリオ君。 「ちょ!だっ!ま、待って!ハルがそう条件出してきたんすよ!お願いしますよ!可愛い後輩の頼みじゃないすか!」 うん、可愛い後輩だったら煮えたぎった油とかかけたりしないけどねオレ とは言うものの・・・ 結局何だかんだ文句垂れながらもリオのしつこい頼みを聞く事になる。 別に優しさとかじゃないからね? オレが了承するまで、超うっとおしいぐらい電話が鳴って、ケータイの電源を切ろうものなら家電にまでかかってくるからだからね ヒマすぎてってワケでもないからね? それだけは覚えといてね
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